甘縄神明神社
「鎌倉殿の13人」ゆかりの歴史ある神社
歴史と由緒
鎌倉市にある甘縄神明神社は、鎌倉最古の神社の一つとされ、8世紀初めに行基(ぎょうき)によって草創され、染谷太郎時忠(そめやたろうときただ)によって創建されたと伝えられています。
この神社は、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(みなもとのよりとも)やその家族とも深い関わりがあり、「鎌倉殿の13人」の登場人物の一人である安達盛長(あだちもりなが)とも縁があります。鎌倉幕府時代には重要な拠点の一つとして崇敬を集めました。
御祭神とご利益
主祭神は、日本神話の太陽神であり国の守護神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)です。さらに、以下の神々も祀られています。
- 倉稲魂命(うかのみたまのみこと):五穀豊穣の神
- 伊邪那美命(いざなみのみこと):日本神話に登場する女神で、国生みの神
- 武甕槌命(たけみかづちのみこと):雷や武道の神(鹿島神宮の主祭神)
- 菅原道真(すがわらのみちざね):学問の神として信仰される平安時代の貴族
この神社は特に学業成就・五穀豊穣・子宝祈願のご利益があるとされています。
「鎌倉殿の13人」ゆかりの地
神社の境内には、歴史を感じさせる遺構が点在しています。
- 安達盛長の石碑:安達盛長は、源頼朝の流人時代から仕えた忠臣であり、「鎌倉殿の13人」の一人として幕政に深く関与しました。
- 北条時宗公産湯の井(ほうじょうときむねこう うぶやのいど):鎌倉幕府第5代執権・北条時宗が誕生した際に産湯として使われたとされる井戸。史実の確証はないものの、子宝祈願のパワースポットとしても知られています。
四季折々の美しい風景
神社の境内は豊かな自然に囲まれており、訪れる人々に癒しと安らぎを提供します。
- 鎌倉と三浦半島古木・名木50選にも選ばれた大タブの木
- 春には早咲きの桜、秋には紅葉が楽しめる景色
- 由比ヶ浜や長谷の町を一望できる絶好のロケーション
文学の舞台としての甘縄神明神社
この神社は、日本のノーベル文学賞作家・川端康成の小説『山の音』にも登場する場所です。文学的価値も高く、歴史好き・文学ファンにとっても特別なスポットとなっています。
例大祭と地域の伝統
毎年9月初旬には例大祭が行われ、神輿(みこし)や山車(だし)が地域を練り歩く伝統行事が開催されます。地元の人々に大切にされており、鎌倉の歴史と文化を今に伝える貴重な機会です。
アクセス情報
甘縄神明神社は、鎌倉観光の際に気軽に立ち寄れる立地にあります。
- 江ノ電「長谷駅」または「由比ヶ浜駅」から徒歩5分
- 長谷観音や由比ヶ浜とも近く、鎌倉散策にも最適
まとめ
甘縄神明神社は、「鎌倉殿の13人」ゆかりの地であり、歴史・文化・自然が融合した鎌倉を代表する神社です。鎌倉観光を計画している方は、ぜひ訪れてみてください。